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「班長」が語る!町内会の募金活動、円滑に行うためのコツとは?

公開日: 2016年6月22日水曜日 町内会

★”班長”に重くのしかかる「募金要請業務」!★



うさどんは2016年度が町内会班長の当たり年である。町内会業務は様々あるが、その中で募金活動について考えてみたい。

今回話題にしたいのは「熊本地震に関する義援金」である。

もともと、うさどんの町内会は町内会費に寄付金が含まれている(赤い羽根など)ので寄付ごとに何かを徴収するシステムはない。

しかし、ある月の班長集まりの会の時に町内会長から「熊本地震について募金活動したいので戸別訪問してほしい」と要請があったのである。

(その時は会長の思い付きか何かかと思ったのだが、後日ネットで調べると「町内会から熊本地震の募金の戸別訪問が来た」と多数ヒットした。これは全国的な町内会への要請なのだろうか?)




どの方法が近隣に負担が少ないか考えてみる


町内会の募金活動自体は全国様々な問題点があるらしいが、それについて会長と長々と議論する根性もなかったので、班長うさどんは募金回収を「業務」として淡々とこなすことにしようと考えた。

しかし、いくら募金とはいえ戸別訪問はやりたくなかった

だいたい、今時戸別訪問で募金活動など、いくら町内会とはいえ胡散臭すぎる

こういう活動が募金詐欺の呼び水となるのではないかと個人的には思う。

そんな戸別訪問という方法を選択するに至ったのか、会長から説明はなかったが、

  • 回収日までに時間がなかった(募金要請から、締め切りが1週間しかなかった)ので、直接回収した方が早い。
  • 知り合いからの頼みであるので回収率が上がる(断りにくい)。
  • 昔からこの方法でやってきた。

などという理由ではないかと推測した。

と同時に、町内会側としては、

  • 会員一人一人に募金の声がけをし、募金の話が全戸に行き渡っている。
  • 直接回収した。

というポイントさえ押されえればよいような感じもあったので、そのポイントを押さえつつ、班長と会員で負担のない形はないかと考えてみた。




回覧板を利用する


戸別訪問訪問の場合、「このような募金活動を行っています」等の説明を、班内の戸数だけしなければならない。

つまり、20戸回るなら20回同じ話をしなくてはならないのだ。

また、不在のところは何回か足を運ぶ可能性もある。(必ず全員に話をするように、とお達しがある場合)

それを、回覧板なら1度で済ませることができる。

班長うさどんは、その時ちょうど回す回覧もあったので、班内連絡事項として募金活動をする旨の記載をしておいた。(領収書の有無などの扱いも併せて記載した。)

ここでの重要な記載アピールポイントは

  • 募金は任意であり、協力してくれる人だけに向けての連絡事項である
  • 金額はいくらからでもいい

である。

(回覧と同時に集金袋も回したら手っ取り早いとも思ったが、紛失等を考慮し、見送った。)

連絡はこれでいいとして、次は回収の問題がある。



定期的な集まりを利用する


うさどんの地域では月に一回、地域清掃としてゴミ拾いやら街路樹まわりをきれいにするなどの活動がある。

参加率はうさどんの班は70%~80%くらいである。

うさどんはこの活動日に目をつけ、清掃の日に募金の回収をすることにした。(回覧の連絡事項に、募金の回収を行うので募金に協力できる人は募金を持参してきてください、と記載した。また、その時来られない人は○日までは受け付けているので班長うさどんのことろに持ってきてください、と集まりに来られない人向けのフォローも付けた。)

メリットは次の通りである。

  • 自宅訪問して説明する手間が省ける。(班長側のメリット)
  • ほかの町内会員も、突如訪問に来られて募金の説明を受ける煩わしさから解放される。(町内会員のメリット)

デメリットは次の通りである。
  • 公の場の回収なので、協力してくれる人だけとはいっても、ほとんどの人が募金した場合、募金しない人が気まずい思いをする(かもしれない)。

    事実、後で募金を班長うさどん宅に持参してきてくれた人がいた。(気まずかったからなのか、募金の持参を忘れたからか、は不明)

  • 「戸別訪問してきてください」という町内会の指示に背いているので、後で会長に文句を言われる可能性がある。

デメリットに関しては、

  • 本気で募金したくない人は集まり自体来ないだろう。(ボランティア的集まりなので参加は自由)
  • もし会長に文句を言われても殴られるわけでもないのだから何とかなるだろう。

と思い、遂行することにした。

まとめ


結局、町内会の募金活動の流れは次のようにして行った。

  1. あらかじめ募金する旨を回覧板で回す(回収方法も記載)。
  2. みんなが集まる機会があるときに一気に回収する
回収はスムーズに行われ、金額は想像以上に集まった。
行った感じ、班長ストレスも感じることはなかった。

(後日戸別に回っている班長さんを見かけたが、説明が長く、やはり大変そうであった)

今回はたまたま、近所の人が集まる機会を得たのでこのようにできたが、
集まる機会までに回収が間に合わない場合は、回覧に表でもつけて、戸別訪問の可否や募金意志の有無を確認してから回収作業をしないと班長の負担が大きいと思われた。







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